やまだ 小屋を自作する。

裏庭に小屋を自作中。

棚を作る。

自宅に小さな小屋を作る工程を公開しています。

安価な桧で棚を作る。

身内から頼まれて急遽、棚を作る事になった。
用途から湿気の多い場所で使うようなので桧を使って製作することにした。
水浸しになるようなものではないので木製で十分である。
完全な防水が必要なら専門の業者に頼むしかないがそれはどのものでもないようだ。

IMG_9400
まず小屋の建具にも使った安価な桧を縦に切る。
この作業とても骨の折れる作業だ。
出来る事ならやりたくないが材料のコストを考えるとそうも言っていられない。

IMG_9405
小屋のにも随分使った桧のデッキ材。
幅が110ミリあるが端から50ミリ幅にカットしていく。
一本のデッキ材で二本の角材が出来る。

IMG_9407
この材料縦に切ると酷く曲がることがある。
多分曲がりの酷いものは年輪の中心が来ているものが切ったときに曲がってくるのだと思う。
その為に購入するときに出来るだけ年輪の中心からずれている物を選んでみた。
あまりしつこく選んでいると店員に怪しまれるので適当に。

IMG_9410
ある程度切ってみてやはり年輪の中心があるものが曲がりだした。
それ以外ほとんど曲がることはなかった。

IMG_9415
 粗方必要な材料のカットは終わった。
作りだしてからこんな棚なんかホームセンターで買ってくればよさそうな気がしたが、丁度いいのがなかったのか。
多分自作するつもりだったのだろうと思うが面倒なので頼んだのだろう。
こっちも面倒なのだが、ただでさえ今いそがしいのにまた余計なことをしょい込んでしまった。







鉋を掛ける。

切り出した材料に鉋を掛けた。

IMG_9427
以前に雨戸の格子を作ったときのような治具を作る。
治具にはめ込んで鉋を掛けた。

IMG_9431
丸鋸で切っただけなのでかなり切断面が荒い。
少し大きく切断してあるのでこれを鉋で丁度いい大きさにする。

IMG_9433
 高さが揃った。
この後組み立てる、湿気対策でステンレス製のコースレッドを使おうと思う。








棚の組立、ダボ穴埋め。

切り出した材料を組み立てる。
まず棚の台の部分から組み立てる。

IMG_9437
棚板の骨組みを組み立てた。

IMG_9440
それを四つ作る。

IMG_9443
ダボ穴を埋める為の丸棒を端材から自作することにした。
必要な丸棒のサイズは10ミリなので、一辺が10ミリの正方形の角棒を丸鋸で切り出す
このサイズの材料を丸鋸で切り出すのはかなり危険なので慎重に。
材料が軽いのでうっかり力が入ると丸鋸が暴れる可能性がある。

この後カッターで角を落とし、ある程度丸まったら木工用のヤスリでならしていく。
最期に紙やすりでざっと磨いて出来上がり、やってみたらそれほど難しくはない。

ちなみに写真に写っているヤスリは十年ほど前に百均で買ったもの、木工用なら百均のヤスリでもそれなりに使える。

IMG_9451
削り出した丸棒をダボ穴に叩き込む。

IMG_9453
それから丸棒をカットする。
ダボ穴が埋まる。

IMG_9462
 ダボ穴埋め終了。
今回ダボ穴を埋める丸棒を自作した。
市販で売っている桧の丸棒はおそらく辺材を使っていると思う。
辺材は曲がりがなく加工しやすいが軽く密度がない感じなので材料の耐久性が今一つな気がした、それなら棚と同じ材料を使って丸棒を自作したほうがいい感じに仕上がると思う。
まあ材料は同じ桧なのでそれほど変わらないような気がするが。

それと以前は一本百円位だったような桧の丸棒がホームセンターに行ったら倍になっていた、流石にこの値段では使用に躊躇する。

というわけで丸棒を自作してみたが意外と簡単に出来た。
使用上それほど精度が必要な物でもないので余り難しく考えず自作するのもいいと思う。














脚の組立。

前回、棚板の骨組みを組み立てが終わった。
次は棚の脚の組み立てをする。

IMG_9466
切り出しておいた材料を組み立てる。
縦と横の材料を梯子のように組み立てていく。

組立には90ミリのコースレッドを使用する。
この脚に使う材料の横幅は85ミリなので、そのままネジを入れると先端の5ミリしかネジが横の材料に入らずこれでは必要な強度が出せない、多分外れる。
しっかり固定するために穴を50ミリ程度あけて、そこからネジを入れることで組み立てる事にした。


IMG_9467
この時に足の下の水平は注意しておかないと立てたときに垂直に立たなくなるので気を付ける。
真っ直ぐな角材でも当てて下の水平に注意する。
この状態で横からコースレッドを打ち込んでいく、この手作業は何度もやっているがいい加減にやると全体に歪みが出る。

最初の一本をいきなり締め付けず差し金を当てながら慎重に組み立てていく。
簡単そうでかなり骨が折れる。

IMG_9472

IMG_9474
棚板と脚、基本的な構造の組み立てが終わった。

IMG_9480
例によってまた丸棒を削りだす。
作業に慣れてくるとかなり早く加工できるようになる。

脚のほうのダボ穴を埋めるのに使う、脚のダボ穴は一か所50ミリの深さがある。
その為かなりの丸棒が必要になる、この後もほぼ同じ長さの丸棒を三本位削り出した。

IMG_9489
丸棒を穴にいれる。

IMG_9491
その後ノコで切る。

IMG_9494
穴が塞がる。



IMG_9497
棚板の骨組みに取り付けに使う部品を付ける。
所定の場所にクランプしてから、裏からネジで取り付ける。

IMG_9498
ネジで固定してからクランプを外した。
この部分は組み立てる際に非常に重要になる部品なので正確に取り付ける。

IMG_9501
この部品をに引っ掛けるようにして棚全体を組み立てる。
固定しなくても最低限、自立できるようにしてくことで実際の組み立てが非常に楽になるはずだ。

IMG_9505
基本構造にかかわる場所の組み立ては終了した。
この後棚板を張り、全体を組み立てれば完成する。















 

棚の組立。

棚の組み立てに入る。
この棚は横幅で160cmある、かなりのサイズである。
組み立てはかなり大変な作業になる。

まず骨組みに棚板をはる。

IMG_9507
骨組みの端から位置決めをしていき慎重に張っていく。

IMG_9510
この板骨組みに対して1cmほど足りない。
これは売っていた3mの材料をホームセンターで半分に切ったものをそのまま張り付けたために長さが足りなくなったのだ。
2mのものと3mのものが売っていたが2mを使うと端材が出過ぎるので3mを使って無駄な端材が出ないようにした。

その結果2cmほど短くなってしまったがこれは想定済み。
後で対処法も考えてある。

IMG_9516
骨組みに棚板を張り終わる。
これを四つ作る。

IMG_9519

ここから本格的な組み立てに入る。

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まず脚を下にしてその上に棚板を立てる。

IMG_9530
この状態から棚板のほうから真横にコースレッドを打ち込んでいく。

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脚のほうを立ちあげる。
この時点でしっかり固定されていないので慎重に作業する。

IMG_9535
その後もう一方の脚を付けてから上の棚板を取り付ける。

IMG_9540
脚の下に補強用の角材を入れる。
本当はこの場所にも棚板を入れたほうが強度が上がると思うが用途の関係上、邪魔になるのでこれで済ませる。

IMG_9543
設計上、下から35ミリの位置に取り付ける。
ちょうど一辺が35ミリの端材があったのでこれを台にして取り付けをした。

IMG_9546
この程度の補強材でも取り付けるとそれなりにしっかりしてくる。

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おおよそ組み上がった。

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最期に棚板の隙間を埋める。

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棚板と同じ材料を使ってこの隙間に合う形に切り出していく。

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それをこの隙間にいれる。
ややきつめにして金槌で叩き入れる。
当たり前だが直接金槌で叩いていない、念のため。

IMG_9557
その後釘でしっかり固定して完成。
一つの棚で四か所、全部で八か所、同様の加工をした。

IMG_9580
完成した。

IMG_9583

IMG_9586
何とか完成することが出来たが想定外に手間が掛かってしまった。
先週中に終わらせる予定だったがこの大きさの棚は作ったことがないので基本的な組み立てに時間が掛かった。
サイズが大きくなるほど手間が掛かるという当たり前のことを今更のように実感してしまった。












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